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2009年11月25日 (水)

あたりまえじゃない

素敵な朝が来て二人で過ごしたら
あたりまえの幸せがくるかな?

たぶんでもね私は
・・・一人で旅行するのが好きなんだ。

夕暮れどき、目の前に海しかない終着駅に佇むとき、当たり前のように一人であるべきで、静けさも、風の冷たさも、遠くを進む船の明かりも、人気の感じられない倉庫群も、そして青から紺に変わっていく空も、一人だからより美しく見える。これは嘘じゃない。

というのは、その時間、その空間は、全ては内なる表現のために存在するわけであって、そこに人がいたのでは色々共感したりしなかったりしないとならないからである。

富山新港、越の潟。港湾開削のために路線ごと切断されて終着駅となった現・万葉線の越の潟駅。駅前にはただ代替手段としての渡船乗り場があるのみ。そして斜め上には、完成すれば日本有数となる斜張橋の建設現場。もちろん、日本中から姿を消していった渡船と同様に代替手段という位置付けである。

変わらないものなんて無い。その橋は恐ろしい高さにあり、あそこまで自転車をあげて渡れるのかとか、歩行者は怖くないのかとか思っているのもきっと今のうちだけ。だけど、船着き場の待合室の明かりが与える安心感と温かさと寂しさ全てが混じったような感覚っていうのは、今しか得られないのもまた事実。

なーんてところに他の人と一緒に行く人間はほとんどいないんじゃないかな。そんなことばっかりいってるから、未だあたりまえの幸せに遭遇しないのかもしれないねぇ。

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