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2010年10月

2010年10月28日 (木)

[山下達郎]Performance 2010@神奈川県民ホール(2)

昨日の続き,私ごときが曲の話を書いても仕方ないので印象に残ったMCを.

★ライブ開催について
「もともとツアーはアルバムの宣伝のためにやっていた」「アルバムを出す間隔が開くとともにツアーも減っていた」「パッケージが売れなくなってきているし,レコーディング中心からライブ中心に変えることにした.アルバムが出ても出なくてもツアーは来年以降も続ける」

★ライブの「予習」について
「20代30代の方もいらっしゃいますが多いのは親の影響とか(ちなみに私もそうですね)」「最近若い人たちは予習と称して曲を聴いてから来たりしますが山下達郎のライブではそういうのは意味ないですからね!」「予備知識が無ければ楽しめないのはライブではない」

これはまさにそうでしょうね.「この3つを押さえておけばとりあえずOK」みたいな教育をなされて育ってきているのが私たちの世代.私はそれに真っ向から反発していった結果こういう人間になっていますが,確実に少数派ですし.私はアイドルであるところのハロプロの現場ですら,予備知識がなければ楽しめないような内輪状態はあまり好きではなくて,決まり事などは「知っていれば楽しいけれど知らなくても楽しい」状態であるべきだ,という主張はこれまでも何回も書いてきたとおりです.

★メディア露出について
「テレビに出なければ出ないで都市伝説みたいなのが生まれる」「今年ライジングサンに出演したら「ホントにいるんだ―」と客に言われていた,という話を聞いた」「インターネットで変な顔文字(注: 川´3`) )が出来たがあんなに唇は厚くない」

★シュガーベイブ時代,Ride On Time前後の時代について
「地方都市でホールが埋まらないところも多かった」「1500人のホールに600人なんかだと「ここでやるのは今回が最後かもしれない,だからやれるだけやろう」という考えになったのが3時間ライブの始まり」

これは実は普段Perfumeがライブ中に言っている話そっくりで,だいぶ年齢が違うことを考えると驚異的です.まあ,達郎さんがシュガーベイブの一員としてデビューしたのは22歳の時ですから,最近は何を目指すにもずいぶん若い頃から頑張らなければならない時代ですよね.

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[山下達郎]Performance 2010@神奈川県民ホール(1)

何度か書いてきていますが,私に音楽的な意味で大きな影響を与えた人物を選ぶなら,服部克久さんと山下達郎さん.今日は,そんな山下達郎さんのコンサートに行ってきました.追加公演が決まる前の予定では今日が千秋楽ということもあり,本人も「なんちゃって千秋楽」と言っていましたが3時間を軽々超える充実のライブ.昔の名曲も新曲もいろいろ聞けて大満足でした.

生演奏は生演奏の良さがあって,それは達郎さんのライブとかオーケストラとか聞きに行かないと忘れてしまいがちです.綺麗な音に圧倒的な声.普段からこのブログにはアイドルからテクノポップまでいろいろな音楽が出てきますが,それぞれに良さがあります.そして,プロとして音楽に取り組むその姿勢が観客に訴えかける力で,そういう意味でアイドルとアーティストに差なんて無くて,そこにあるのは音楽なのです.

印象的だったのは,MCで「サブカルチャーでもなくて芸能界も嫌だという孤独な立ち位置」みたいなことを語っていたところ.

現代はアーティストは自らメディアとなって情報を発信するのが一般的な時代です.CDとかDVDとか書籍のような「メディア」を通して世間と接するだけではなくて,テレビやラジオを通さずともホームページやブログ,twitterにyoutube,もはや「メディア」など存在しない,とまで言われる時代です.ある意味では,皆が孤独な立ち位置のような気もしています.

達郎さんは,それでも基本的にCDやサンソンを媒介としてメッセージを伝えようとしているのでしょうか.アナログなバンド編成も,どこまでも音にこだわるその姿勢も,そこには現代が忘れがちな大切なものがあるような気がしてなりません.

あんな風に57歳を迎えられたらな,としみじみ思いました.明日はその他のMCの話でも.

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2010年10月26日 (火)

(※ネタバレ注意)劇場版ほんとうにあった怖い話3D

人生を通して映画館など数えるほどしか行ったことがない私ですが,℃-uteの中島早貴さんことなっきぃが出演している3Dということで見に行ってきました.夜行バスで帰ってきたその日のレイトショーを見に行くあたり,我ながらおかしい気がします.

さて,そんなわけで東武練馬まで行ってきたわけですが,なんせ私といえばそもそもホラーなど好きじゃない(苦手ではなくて単に興味がない)ときたもんだ.全5話で構成されているもののうちなっきぃが出てくるのは5話目.最初の4話は正直このコンディションでは眠かった...強いて言うならハロプロエッグが出てくる3話目は結構怖いのかな,というか,そもそも実話に基づいているがゆえにあれ以上は怖くならないんでしょう,という冷静な感想など.

で,待望の5話目,3Dです.人生初の3D鑑賞がホラーとはどういう巡り合わせかと思いつつも,早速3D新垣さんナカジマさん登場です.このスケール感というか間近にいる感じはすばらしいですね.もう話の内容よりもガキさんとなっきぃが間近にいるあの雰囲気を見に行ったと思えば大満足です(笑) それに引き替え,最後のホラー映像は3Dの無駄遣いだよ!無駄に近づいてくるし!w そもそも恐怖体験の内容よりその発端となった投身自殺目撃の方がよほど怖いと思います.

そんなわけでお待ちかね制服姿のなっきぃ,しゃべり方が相変わらず,声も相変わらずで完璧です.そして足長いな.ああいう制服着ると,スカートの位置が他の人よりだいぶ上にある(!)ということに改めて気づいてみたり.そんな感じで,3Dで浮き上がってくるなっきぃとガキさんに夢中になっていてホラーどころではありません.特に,なっきぃと映画デートに行こうとしていた電話相手はそれだけでもけしからん上に,さっさと来ないからなっきぃがああいう目に遭うんだろうが!と憤ってみたり,でもそのおかげでなっきぃの「君の戦法」なみのかわいさが発揮されたので仕方ないか,と思ってみたり.

ちなみにこのレイトショー,そんなに大きな部屋ではありませんでしたが,それにしても客がたったの6人.客がまばらな映画館の方がよほど怖かったのは言うまでもなく,さらに彼らは皆上映終了とともにさっさと退室してしまい,部屋に私一人取り残されて目の前の大型スクリーンが光る,という状態w

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2010年10月17日 (日)

[℃-ute](ネタバレ注意)キューティー・ミュージカル「悪魔のつぶやき」@全労済ホール

いくらなんだってコンサートだけ見に行けば十分だろうと一ヶ月くらい前までは思っていたはずが、気づいたらミュージカルも見に行っていた、という現実なのですがまあ何はともあれ見てきました。

まず愛理が明らかなワントップの主役だという点に関して賛否両論あるようですが、それは良いんじゃないですかね。℃-uteで主役を選ぶならあいりんでしょ、ミュージカルだから歌うんだし。普段は今ひとつな滑舌ですが、きちんと話も分かったしがんばってしゃべってました。小さいホールなので距離もすごく近いし、全体を見渡せるような位置で見られたのでなかなか楽しめました。衣装の舞美と千聖と舞の色がイメージカラーとは入れ替わってて若干違和感がありつつスタート。

役柄ですが、あの5人をそれぞれ悪魔役に割り振るとしたらああいう関係性だろうな、というのはきちんと実現されていた気がします。まいみぃが圧倒的に演技等上手い印象で、あの方言使いの難しい悪魔役は彼女にしかできないだろうし、そうするとリーダー悪魔的役割はまいまいがやることになります。なっきぃ演じる、本人曰く男っぽい悪魔(正しくは語尾が荒くて気性が激しいキャラ)はまいまいもできそうですが、それはちょっとやりすぎ感があるし、なっきぃリーダーの場合はもう少し役柄間に協調性が求められるので、この割り振りも納得。ちっさーは小声で弱気な悪魔。ちっさーは何でもできそうですが小柄なのでここに落ち着くのは悪くないでしょう。そして愛理の失敗を連発する超前向き悪魔(主役)、という5悪魔でした。

演出や脚本にはいくつか思うところも。人間界の女の子たちと友達になるプロセスはもう少しきちんとやってくれないと、何で最初あんなにもめてたのに友達になれたのかが今ひとつ分からずじまいw また、最後にあいりん演じる悪魔がいかにしてそれまでの「悪魔を演じきれない」という失敗を乗り越えたのか、というのももう少しきちんとやらないと、なんか急にうまくいってしまった、みたいな印象はありつつ。

少なくとも、あいりんは、名悪魔であった母親に近づくため、母親が何を見ていたのかを知るために悪魔を目指しているわけです。そんなときに人間界で出会ったプロダンサーを目指してる女の子も、かつてダンサーであった母親が何を見ていたのかが知りたくて同じ道を目指しているということを知ったことで、何かがあいりん悪魔の中で変わったはずであり、その辺はもう少し丁寧に描けたのではないのかなぁと。。。

そして何より私が残念だったのは、途中に出てくるクイズを聞いた瞬間に、この物語の結末が分かってしまったことです。あのクイズ自体は有名かつ簡単ですし、それが、すべての人の心の中にいる悪魔の役割とは何なのか、ということに繋がることもかなり容易に想像できてしまうのは、私がつまらない人間だからなのでしょうか・・・?w

まあそんな感じで不満もなくはないですが、話自体はいい話でしたし、おもしろかったと思います。千聖は小さくてやけにかわいいし、舞美のハンドスプリングかっけーし(あとさすがに場数が違うのか、演技も上手い!)、なっきぃの脅迫もなかなか見てておもしろいし。愛理と舞は普段(のイメージ)に近い感じでしたがいつも通りやってましたし。普段のメンバーの性格を知っているからおもしろい部分と、話としておもしろい部分と、ちゃんと両方あった気がします。

歌も、愛理のソロはぐっとくるものがあるし、5人のコーラスはいつも以上にきれいだし(客が静かだからか?)。ダンスはすさまじい左右のステップ幅を見せてくれるなど相変わらずキレキレだし、この辺に関しては言うことはないです。あと何より、いつものことですが、5人とも真剣だし、それでいて楽しそうだし、やっぱりプロなんですよね。演技の上手い下手はあるにせよ(たとえば「そこはもう一歩かけて歩いてほしい」とか「そこは左回りの方が」とか)、プロを目指している的な体ではなくて、真にプロとして取り組んでいる、この姿勢は本当にすばらしいです。カーテンコールで歌う主題歌が頭に残って歌いながら帰りたくなる、そんな日曜夜でした。

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2010年10月16日 (土)

[モーニング娘。](ネタバレ注意)ライバルサバイバル@松戸(夜)

このツアー二度目ですが,基本的に市川の夜と同じパターンのセットリスト.まあそれは仕方ないよね,行ってみなきゃ分からないのだし.アンコールがリゾナントブルーの代わりに新曲「女と男のララバイゲーム」になっていました.今日も温かくそして熱く,アットホームですばらしい公演でしたが,それだと一言で終わってしまうのでちょっと考えたことなどをば.

たしかにいい公演であることは間違いないですし,プロのパフォーマンスであることも疑いの余地はないのですが,何かもっと冒険できる気がするんだよなぁというのがもう一つの素直な感想でもあります.それはもしかしたら,僕自身の問題かもしれません.モーニング娘。から距離を置いていた7年間がまだ埋められていないというか.もちろん,もはや全く違うグループだということは分かっているし,それは承知の上で戻ってきたわけで,昔みたいなスケール感を期待しているわけではありません.

それでもやっぱり,全国から夢を抱いて集まってきた人たちが一つのグループとなり,下手でも一生懸命頑張って何かを表現する,という部分が(ハローの中でも)娘固有のものだと思うのです.そういう意味では,パフォーマンスレベルよりももっと大切なものが少し隠れてはいまいか,というところなのかな,と帰りの列車の中で考えていました.決してそういうものが無いわけではない,と思うのです.あるいは,そういう曲が少ない,ということもあるでしょう.事実,その場面でビビっちゃいけないじゃん!とか,友とか涙ッチとか,あの辺をみてるときはかなり幸せな気分です.

本当に彼女たちが好きならば,今のレベルの高さと雰囲気の温かさは本当に魅力的なのですが,「まあ好きだけど」くらいの好きさ加減だと,もう少し他の方向性を見せて欲しい,というところもありつつ.とはいえ卒業&9期加入で否応なく雰囲気は変わるでしょうからあんまり今ああだこうだ言うことではなさそうです.

ちなみに新曲ララバイゲーム.ステージ含めて綺麗です.いい曲です.ただこれももっと挑戦できたと思うんだよなぁ...もっと重低音強くしても良かっただろうしもっとバキバキな音いれても良かっただろうし,もっとメンバーそれぞれにソロパートを振り分けても良かっただろうし.なんかこう綺麗すぎるというか,もったいないというか,そんな印象も持ちつつでした.

とか言いつつも,そういうところまで含めてこの3年半の9人および8人態勢だったのかもしれず,それはそれで良いことだとも思っています.そういう意味では,この曲が集大成としては上出来でしょうし,事実こういう娘もあと少しで見納めだと思えば愛おしいですよね.

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2010年10月 3日 (日)

[℃-ute]ダンススペシャル!!超占イト!!@市川(千秋楽夜)

すばらしいの一言.

これが本当に一年前くらいまではハロプロの内部においてすら閉塞感が漂うグループだったというのか...? 今の盛り上がりは感嘆すべきこと.それは奇跡なんかではなくて,実力さえあれば,あとはきっかけとタイミング次第でどうにでもなるということを示しています.

たしかに,℃-uteの名前や曲は知っている僕も,コンサートは基本的に全スルーで去年まで来ていたのですから,そういう意味で外向きには全く触れる機会のないグループだったのは事実.それは今もまだ変わってないけれど,内向きに安定したレベルまで持ってきたのは間違いないでしょう.

あとは外だよね.外に出せるグループだよ,間違いなく.ここでの外ってのは,スマイレージみたいに同業者と戦いに行くのではなくて,もう少し他の客層が見に来てくれそうなダンサブルなイベントに出演するとか,そういう意味合いですけどね.

そういうことをしない限り客層は本質的には変容していかないし,今みたいに,ある側面からは「問題が起こる現場」と言われても仕方ないところがある状態は解消されない気もします.今日の僕みたいに運悪く目の前の人が叫び続けてうるさい,という状況に遭遇しても,「それでも彼女たちのパフォーマンスが良いから来る」という人しか,外からの人が来ないのでは限界があります.

歌うという行為の活動の場を広げたいかどうかは,でも,本人たちやスタッフの方々が決めること.ファンがああすべきこうすべきと言うことではありませんが,今の状態で満足してこのまま漸進するのか,更にジャンプアップして上を目指すのか,の判断は求められてるんじゃないでしょうか.一ファンとして願うなら,僕はどんどん外に出て欲しいです.MIXやオーイングも今のままだったら変わらないですし.

ちなみに,今のこのレベルを,アイドルという枠のなかできちんとやれているということ自体はかなりすごいことだと僕は思います.アイドルの外に出ずしてここまでのステージを作れるグループはなかなか無いのでは.

++

千秋楽を迎えたのでセットリストでも.

1 Danceでバコーン! (13th Sg.)
2 ディスコ クイーン (2nd Mini Al.)
3 都会っ子 純情 (3rd Sg.)
MC
4 これ以上 嫌われたくないの (13th Sg. c/w)
5 Bye Bye Bye! (8th Sg.)
6 即 抱きしめて (Indies 2nd Sg.)
MC
7 The Party! (5th Al.)
8 ほめられ伸び子のテーマ曲 (3rd Al.)
9 スペシャルダンスメドレー
黄色いお空でBOOM BOOM BOOM(黄色5
→宇宙でLa Ta Ta! (太陽とシスコムーン
→青春のカスタード (音楽ガッタス
→SHALL WE LOVE? (ごまっとう
→CRAZY ABOUT YOU (ミニモニ。
→GET UP ラッパー (SALT5
10 SHOCK! (11th Sg.)
(VTR)
11 まっさらブルージーンズ (Indies 1st Sg.)
12 立ち上がれ 乙女達 (12th Sg. c/w)
13 FOREVER LOVE (7th Sg.)
MC
14 One's LIFE (4th Al.)
15 めぐる恋の季節 (2nd Sg.)
16 大きな愛でもてなして (Indies 3rd Sg.)
17 青春ソング (4th Al.)
(MC)
18 キャンパスライフ~生まれて来てよかった~ (12th Sg.)
19 夏DOKIリップスティック (2nd Mini Al.)

E1 JUMP (1st Sg. c/w)
MC
E2 忘れたくない夏 (6th Sg. c/w)
E3 通学ベクトル (2nd Mini Al.)

千秋楽のみ
E4 SHINES (4th Al.)

++

「それではまもなく開演いたします」からの盛り上がり,メンバーのカメラに向かってキス,気づけば右前の人があまりにうるさい(これはさすがに閉口w),でも5人の揃い方はさすがというレベル,あいりんの指示に基づく客席全体の前習え&回れ右,なっきぃのラップ,アンコールの制服姿での舞台袖への登場,そして一人ひとりからの挨拶.

挨拶を聞いていて気づいたのは,僕はこのコンサートツアーで初めてワンマンを見たのでよく分かっていなかったけれど,今回のは新しい試みというか挑戦なのだ,ということ.しかしこのダンスステージはかなりの成功でしょう.これからも極めていって欲しいと思います.嬉しい新曲発売のニュースもありました.12/1.

そして,名曲忘れたくない夏→通学ベクトルのあと,今日のみSHINESが追加.聞いているうちに,過去を知らない僕でも,この曲がこのツアーを象徴している気がしました.

「雨風しのぎ力あわせ今やっと掴んだ栄光」
「この小さな光さあ次の峠に向かって灯し続けよう」

℃-uteはもっともっと大きくなれると思った夜でした.

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