文化・芸術

2011年12月26日 (月)

[℃-ute]大人の麦茶第十八杯目公演1974@ 紀伊國屋サザンシアター(3)

なんかばらばらと書いてきましたがこれで最後ですね.

岡井さんですけれど頑張ってましたね.本当に.王様ゲームと良い1974といい,頭が良い(もしくは勉強が出来る)役をやっていて,それはちっさーにとっては結構な挑戦だと思うのですけれど,持ち前のまっすぐさが存分に発揮されていました.二人の関係性を見ながら,たぶんぼくはちっさーみたいな人にはなれないから,なっきぃみたいに何か強いところ探さないとな.とメタ的に思ったりもしていました.

なっきぃに戻って,信念を持って前に進み出すシーン,そこはりつ子の決意であり,ある種なっきぃ自身の決意に重なるようにもみえて心に来るものがありました.心許ないはっちゃけ方なのがまたよくて,そうそうそういう感じになるよねたぶん,っていうところの真ん中を貫いていた感じです.

初恋の人が同性だと知ったときのショックとはいかなるものかと思いますけれど,真実を知ってもなおその姿に恋しているというあたりの切なさは最後のシーンに至るまでずっと継続されていて,そこもまた素敵でしたね.

ステージのシーンになると,これは変な話ですけど,踊り始めたらやっぱりさすがなっきぃ,そこだけは(上手すぎて)りつ子というよりなっきぃになっちゃってたかなぁーなんて思いはしますけれどそれはしょうがないかな.

そして最後のモノローグ.ここをなっきぃ一人に任せられたのはなっきぃ自身の成長あってこそですし,その期待に見事に応えていたと思います.あれを見てしまうともう来年も期待せざるを得ない,なっきぃの来年はもっともっと女優として羽ばたける年になると良いなと願っています.

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2011年12月22日 (木)

[℃-ute]大人の麦茶第十八杯目公演1974@ 紀伊國屋サザンシアター(2)

日曜の続きですね.

私が書く前になっきぃにしては珍しいくらいの長文で振り返ってくれてしまったので,なんだかここに感想を書いても変な感じになってしまいますがまあ.以下ほとんどネタバレです.

なっきぃ演じるりつ子は,もともとペンキ店の長女でありお嬢様である,ということでして,最初のうちは貧血で倒れかかってたりおどおどしてたりもじもじしてたり,とそういう雰囲気.この辺はなっきぃのかわいらしさがそのまま表れている感じで良かったなぁと.高校受験で出会ったちっさー演じる翼に恋をし,そこから芯のあるしっかりした部分がどんどん前に出てくるところは,10回の公演の中でそれぞれ違う風になっていたんだろうなぁと思うと1度しか見られなかったのは残念でもあります.

妄想シーンにせよ,はっちゃけてるシーンにせよ,校則を破って最終的にテレビ出演を決めるとこにせよ,りつ子の成長というのがなっきぃのこれまでそしてこれからに「少しだけ」重なる部分があって,それがまた良さを引き出していたな,と.見た目のかわいらしさというのは,えてして性格のかわいらしさとは違うわけで,その辺はむしろなっきぃだからこそ向いている役だったかなと思っています.

もう少し具体的に気に入ったところとして...

まずはなっきぃの歌ですね,あの曲の「生まれて初めて人を好きになった」ってフレーズは本当に素敵ですし,初恋そのものを表現すると同時に,観客は「初恋って素敵だな」と思える(まあそれが演技というものですが),とにかくなっきぃだって歌えるよ,歌手なんだから歌えば素敵だよね,と思った場面でした.

家族全員に反対されて「どうしてみんな...」となる,ああいう年齢特有の感情表現.佳林演じる妹にまでとめられたあの緊迫の一瞬(これは佳林さんもすごかった,さすが).

拾いものを修理したモノクロテレビを翼と一緒に隠れてみているときに,「きれい...」というあのときの表情.一方の古見家の立派なカラーテレビ,妹が「おねえと見ないテレビなんておもしろくない」って言っていることとの比較がすごくよく出ていました.

そういえばテレビが届いたときの佳林さんもすごく演技うまかったというかかわいかったです.不思議な世界観とテンポ.それは全方位に大活躍していたくどぅーにも当てはまることで,生まれ持ったハスキーボイスを武器に素晴らしい立ち回りでした.それから親友・千鶴役の岩田陽葵さん.彼女の「私もアイドルになれちゃったりして」みたいなセリフはかわいすぎて困りましたw

続きはまた今度.

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2011年12月19日 (月)

[℃-ute]大人の麦茶第十八杯目公演1974@ 紀伊國屋サザンシアター(1)

℃-uteの中島早貴・岡井千聖主演,1974を見てきました.本日千秋楽

元々は3月中頃を予定していた舞台,震災による延期のため今月になりました.年明けからこの舞台にかけるなっきぃの意気込みは尋常じゃなかったですし,何とかお蔵入りしなくて本当に良かったです.そんな経緯があるからか,ホールに入った瞬間に鳥肌が立つくらいの期待.

塩田さんの脚本の安定感,いわゆるあてがき脚本ですけれど,なっきぃのかわいさ,ちっさーのまっすぐさを100%いや120%発揮しているのは本当に素晴らしいなと思いましたし,こういう脚本家と出会えて一緒に仕事が出来ているハロプロメンバーは恵まれているなぁと思いました.

それで,なっきぃですけれど,もう本当に常にかわいい.なっきぃ演じるりつ子がかわいくない瞬間が無いわけです.実物のなっきぃは,もっとだらけてたり(笑),美人だったり,色々な瞬間がありますが,演じているりつ子としてはいつだってかわいい.なっきぃのそういう面を存分に発揮できる脚本である,ということを別としてもそういう風に演じきれるなっきぃは素敵だな,と改めて感じました.

もちろん役としてかわいさを貫くだけじゃなくて,妄想シーンや恋している様子など,良いシーンはたくさんありましたけれど,女優中島早貴としての最大の見せ所でありストロングポイントは,塩田さんが発見した素質であるはずの「複数の感情の同時表現」なのかなぁと私は思っています.

今回も,途中で色々なことに気づきながらもそれを隠しつつ(しかも客には分かるように演じられる),いつの間にか守られる側から守る側に変わっていく役なんて,本当に綺麗に表現していて,それはたぶん複雑なことを複雑なまま綺麗に感じる能力があって,そして演技でそれを表現できるということなんだろうな,と.

それとあと一つポイントかなと思ったこと.この舞台最初は3月の予定で,高校2年生の終わりのなっきぃが高校1年の春のりつ子を演じる,というもので,なっきぃのホールの一番後ろまで突き抜ける笑顔が見どころ,みたいな話もあったのです.が,17歳の9ヶ月間ってもうほとんど半分くらい別人になったりしますから,あれから9ヶ月経って,その差に本人も結構悩んだと思うんですよね.

結果的に私は一度しか見ていないので,今日がたまたまそうだったのかもしれませんけれど,9ヶ月りつ子と年の差が広がったのが,良い意味での余裕を生んでいるように見えました.突き抜ける笑顔にも,どこか等身大よりちょっと年下を演じている雰囲気が出ていて,それが女優らしさを更に高めていたような気が,私はしています.

明日(書ければ)は,もう少し内容の話を.

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